ゴキブリは1匹見つけたらすでに100匹はいるというのが常識です。
ゴキブリの卵のようなものを家の中で発見したら、早急に駆除しなければなりません。
とはいえ、具体的にどうやって駆除すればいいのかわからないという人が多いのではないでしょうか。
ゴキブリの卵の特徴を把握して、卵を産ませない方法や駆除の対策を考えてみましょう。
駆除する際に避けるべき行動についてもふれていますのでぜひ最後までお読みください。
目次
ゴキブリの種類 | クロゴキブリ | チャバネゴキブリ | ヤマトゴキブリ | ワモンゴキブリ |
産卵期 | 5月~10月 | 一年を通して | 7月~10月 | 6月~8月 |
産卵回数(1匹) | 約17回 | 3回~10回 | 7回~19回 | 50回~80回 |
卵鞘(らんしょう)の色 | 黒もしくは濃い茶色 | 薄い茶色 | 黒っぽい茶色または焦げ茶色 | 薄茶色 |
サイズ | 12ミリ~13ミリ程度 | 5ミリ程度 | 7ミリ~10ミリ程度 | 7ミリ~10ミリ程度の卵鞘 |
形状 | 俵型(固い) | 俵型(少しやわらか) | ||
卵鞘中の卵の数 | 15個~28個 | 18個~50個 | 12個~16個 | 10個~14個 |
孵化までの日数 | 23日~55日 | 産卵するとすぐ | 約27日 | 約39日 |
孵化する幼虫数 | 平均19匹 | 平均35匹 | 平均12匹 | 平均16匹 |
その他 | ・日本全国に生息 ・植え込みにいることも |
飲食店に現れることが多い | 寒い地域に多い | ・成虫の寿命は半年~2年程度(長い) ・日本全国に生息 |
※卵鞘(らんしょう)とはたくさんの卵が納められたカプセルのことです。
人目がつかず、湿っぽいところにゴキブリは卵を産みます。
例えば以下の場所にいる可能性が高いです。
・ダンボール
・台所の流しの下
・屋根裏
・家具の裏
・戸棚の裏
・排水溝
・引き出しの裏や隅
・ガスコンロの下
ゴキブリの卵と糞はよく似ています。
しかし、ゴキブリの糞は2ミリであり、1センチある卵と比較してもかなり小さいです。
また、糞には異臭があるのも特徴です。
糞には赤痢菌やサルモネラ菌などが付着していることが多いので、さわったり、ニオイを嗅いだりしないようにしましょう。
ゴキブリはもともと屋外に生息していますが、小さな穴などから屋内に侵入してきます。
ゴキブリを家の中に侵入させないためにはどうすればよいのでしょうか。
ゴキブリは数ミリ程度の隙間があれば侵入してきます。
そのため、ゴキブリの侵入しそうな網戸や窓枠は確実に閉め、さらに隙間テープで塞ぎましょう。
エアコンの室内と室外を繋ぐホースに穴があれば、ゴキブリはそこから入ってきます。
パテで穴を塞いだりホースを買い替えたりする必要があるでしょう。
排水溝や玄関、窓などゴキブリの侵入しそうな場所に忌避剤を置いたり、散布したりしてゴキブリを寄せ付けないことも効果的です。
ゴキブリを万が一見つけた場合は、殺虫剤を使用します。
よくシャンプーや食器用洗剤をかけるとよいと言われていますが、窒息死することがあっても完全に死滅することはありません。
ゴキブリは暖かくて、暗くて湿度が高く、しかも栄養源がたくさんある場所に好んで産卵します。
そういった場所を普段から掃除しておくことです。
生ゴミや食べ残しは放置せずに、すぐに廃棄しましょう。
髪の毛やホコリが落ちてないようにこまめに掃除を行いましょう。
また、水回り付近はこまめに掃除や換気が必要です。
ベイト剤という毒エサ剤をゴキブリの通り道などにしかけておくのも有効です。
ゴキブリが家の中へ侵入できなければ、産卵もできません。
トラップには、バルサンやホウ酸団子を使ったおなじみのものもあれば、超音波式で、人間やペットに害を与えないものも出てきています。
殻をかぶったゴキブリの卵には、くん煙剤や殺虫剤は効果がありません。
ゴキブリの卵はどのような対処をすればいよいのでしょうか。
手にビニール手袋などをつけて、ゴキブリの卵を紙などでつかんでつぶします。
卵がつぶれると、中身が乾燥してしまうというわけです。
つぶした卵は可燃ごみとして、ビニール袋に入れ、口を縛って捨てましょう。
なお、卵が1個発見されたら、家の中のすみずみまでチェックしましょう。
他の卵が見つかるかもしれません。
60℃以上の熱湯をゴキブリの卵にかけるのも有効です。
ただし、配線コードのある場所や濡らしたくない家具のそばではこの方法は控えましょう。
よくとられがちな以下の方法は、ゴキブリの卵の駆除方法としては推奨できません。
① 掃除機で吸い取る
ゴキブリの卵を掃除機で吸い取ってしまう人がいます。
しかし、掃除機内でゴキブリの卵が孵化することもあるので避けましょう。
② 卵をつぶさずトイレに流す
拾ったゴキブリの卵をトイレに流す人もいるようです。
卵をつぶさずに流してしまうと、いずれ孵化するおそれがあります。
ゴキブリの卵を覆う1cm ほどの大きさの卵鞘の中には40個ほどの卵が入っています。
1個の卵鞘から、何10匹ものゴキブリが産まれる可能性があるので、早い対策が必要です。
1個の卵鞘をそのままにしておくと卵はますます増え続け、やがてゴキブリが大量に繁殖してしまうおそれもあります。
ゴキブリやゴキブリの卵を完全に駆除するためには、1人で悩まずにプロの業者に相談し、定期的な駆除や予防を依頼することも検討しましょう。
害虫駆除専門の業者に、一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
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