家の洗面台、お風呂、床下、下駄箱など湿気が多い場所で、ムカデを見かけることがあります。
ムカデは湿気が多く、ジメジメしたところを好みます。
ムカデは入り口を見つけて、いつの間にか家の中に侵入し、クモやゴキブリを食べたり、ときには人を刺したりします。
ムカデの毒によって、激しい痛み・しびれ・赤く腫れるほどの炎症・かゆみを感じることがあります。
最悪の場合、アナフィラキシー・ショックを起こすこともあります。
ムカデの侵入経路は、いったいどこかにあるのでしょうか。
また、ムカデを侵入させないためにはどうすればいいのでしょうか。
目次
本来、雑木林や落ち葉の下などに生息するはずのムカデが、どうして家の中に侵入してくるのか不思議です。
ムカデは、肉食であり、昆虫を好物とします。
家にいるゴキブリやクモなどを求めて侵入してくるのです。
家の中に侵入したムカデは、床下や、お風呂、押し入れ、洗濯物、床下といった暗く、湿気の多い所に棲みつきます。
アパートやマンションの小さな隙間を見つけて、ムカデは家の中に侵入してきます。
網戸などのわずかなすき間も侵入経路になるようです。
あるいは、雨水がたまったバルコニーやベランダが侵入経路になることもあります。
植木鉢の水受皿もお気に入りの棲みかです。
ムカデの侵入経路を具体的に見てみましょう。
玄関ドア下には強風や陰圧による指詰めを防ぐため、わざと3~5mmほどの風抜き用の隙間が設けてあります。
時間が経つに従ってドアが劣化し、隙間が広がってしまうことがあるようです。
ムカデはこの広がった隙間から家の中に侵入します。
ムカデは、窓のアルミサッシの水切り穴からレールに侵入し、網戸とガラス窓の小さな隙間から強引に室内に侵入することもあります。
特に梅雨の時期は、網戸だけ閉めるのではなく、サッシをしっかり閉めるようにしましょう。
シンクのシリコン製の柔らかいフタを押し上げて、ムカデは強引に侵入してきます。
接着力の強いアルミテープや、金属タワシを隙間に詰めたりして侵入経路をふさぎましょう。
アパートによっては、何度もエアコンの付け外しを繰り返すため、エアコンの配管と外壁との間の隙間が大きく開いているものがあります。
いくらきちんと窓を閉めていても、この隙間がムカデの侵入経路になってしまうようです。
台所の大型換気扇の排気口には、風圧で開閉するフタが付いています。
ムカデは、このフタの隙間を押し上げて排気管内に入ってくることもあるようです。
排気管が金属網であったり、不織布フィルターを装着してなかったりした場合は、ムカデはチャンスとばかり侵入してきます。
ムカデは春から秋にかけて活発に行動し、8月になって暑さが厳しくなるとおとなしくなります。
5月~6月は大量のムカデの子どもが発生する産卵期です。
大量発生したムカデの子どもは成長し、9月~10月頃にはクモやゴキブリを求めて活発に活動します。
従って、5~6月と、9月~10月あたりが、よくムカデが家の中に侵入してくる時期と言えるでしょう。
ムカデの侵入経路を防ぐための有効な方法はいくつかあります。
順番に解説しましょう。
使わない排水口はきちんと栓をし、床や羽目板の隙間・アイコンの管・サッシの下などには隙間テープを貼るなどを徹底しましょう。
扉にすき間がある場合は、隙間テープでしっかり塞ぐようにし、侵入経路を完全にたちましょう。
ペットや小さなお子様がいる場合は、床に粉剤をまく方法は採用できません。
しかし、床下ならペットやお子様がいても安心して粉剤をまくことができます。
粉剤は時間が経つと効果が薄れますので、定期的なチェックや交換を行いましょう。
窓を開けて換気をしたり、除湿器で湿気を抑えたりするだけでもムカデの侵入を防ぐことができます。
特に、雨の日は湿気が多くなり、押し入れや畳にカビが繁殖しやすくなりますので、床下の換気は大切です。
自分の手に負えないと思ったら、費用がかかりますが専門の業者に駆除を依頼するという方法もあります。
専門業者なら、自分の手をわずらわせることもなく、効果的にムカデを駆除してもらえるでしょう。
ムカデは神の使いなので、殺してはいけないという言い伝えがあります。
あるいは、繁殖力が強いムカデは、子孫繁栄と夫婦円満をもたらすとも言われているようです。
しかし、実態は、ムカデは勝手に家の中に侵入してきて人に危害を与える害虫以外の何物でもありません。
縁起がいいとされるムカデですが、むしろ招かざるお客様でしょう。
この記事を参考にしてムカデの侵入経路を知り、そこをしっかり断ち切ることで安心して暮らせるようにしたいものです。
そして、必要があれば、専門の駆除業者に依頼することも念頭に置いておきましょう。
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