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1年を通して見かけることの多いダンゴムシですが、主に2~11月に活動しています。子どもの頃にダンゴムシを見つけて遊んでいた方も多いのではないでしょうか。
まずは、ダンゴムシの特徴とダンゴムシがもたらす被害について解説します。
ダンゴムシとは、丸みを帯びた体が特徴で、刺激を受けると、身を守るために体を折り曲げて球体状になります。
球体状になることからダンゴムシと呼ばれていますが、実は昆虫類ではなく甲殻類に分類されています。ダンゴムシの寿命は2~4年で、4~9月に繁殖して一気に数百匹の幼虫が生まれます。
ダンゴムシは蜂のように毒を持っておらず、ダンゴムシに直接触れても人間に害をもたらすことはありません。ダンゴムシは枯れ葉や昆虫の死骸を食べて消化し、土壌を豊かにする働きがあります。
しかし、枯れ葉や昆虫の死骸だけではなく、育てている野菜や花まで食べてしまうことがあるため注意しなければなりません。枯れ葉や昆虫の死骸だけでは足りなくなると、庭の苔なども好んで食べるようになります。
庭に観賞用として苔や花を植えている方や野菜を育てている方にとって、ダンゴムシは天敵です。また、室内に侵入すると不快感をもたらすため、大量発生した際は正しい方法で駆除する必要があります。
ダンゴムシは家の外で発生しているイメージがありますが、家の中でダンゴムシを発見するケースも少なくありません。
ダンゴムシは湿気の多い場所を好むため、家の中の湿気の多い場所に侵入する可能性があります。家の中でダンゴムシが発生しやすい場所は、湿気の多い風呂場やトイレです。
家の中にダンゴムシが侵入するのを防ぎたい場合は、こまめに窓を開けて室内の風通しを良くすることが大切です。また、ダンゴムシが隠れる場所をなくすため、室内は綺麗に掃除しておきましょう。
また、重曹でもダンゴムシ対策が可能です。ダンゴムシの侵入経路となる玄関や勝手口に重曹をまいておくことでダンゴムシの侵入と発生を予防できます。
ダンゴムシは玄関や勝手口だけではなく、小さい隙間があれば家の中に侵入します。縁側の下や網戸に隙間などがないか確認し、侵入経路を断ちましょう。特に、ダンゴムシが発生しやすい庭に面した窓はしっかりと戸締りしてください。
家の外にダンゴムシが大量発生すると、やがて家の中に侵入してくる可能性があります。ここからは、家の外にダンゴムシが大量発生するのを予防する方法を解説します。
ダンゴムシは湿気の多いジメジメとした地面を好みます。晴れて地面が乾燥したときにはダンゴムシを見かけることはなくても、植木鉢や石の裏側にダンゴムシが隠れているケースも少なくありません。
庭に植木鉢や大きな石を置いている場合は、こまめに移動させて湿気が多い場所をなくしましょう。また、花壇などの土を掘り起こし、湿った土壌を乾燥させることも大切です。
ダンゴムシの大量発生の予防には、ペパーミントやスペアミントなどのハーブが効果的です。ペパーミントやスペアミントなどのハーブには、植木鉢や石の下に隠れているダンゴムシを追い出す効果があります。
ダンゴムシは酢のにおいが苦手です。酢を約20倍の水で薄めた酢スプレーをダンゴムシが発生しやすい花壇や植木鉢に撒くことで、ダンゴムシ予防になります。
酢は体に害はないため、小さい子供がいる家庭でも安心して使用できます。
ダンゴムシが家の中に発生するのはなぜか、理由や原因について詳しく解説しました。
ダンゴムシは湿気の多い場所を好むため、風呂場や洗面台、トイレなどの水回りに発生する可能性があります。ダンゴムシは人間に害を与えることはありませんが、家の中で見ると不快な思いをする方も少なくありません。
重曹や酢スプレーなどを使用して、ダンゴムシが家の中に侵入するのを防ぎましょう。
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
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