マンションの高い階にゴキブリが出現したという話を聞いたことがあります。
このゴキブリはいったいどこからどうやって侵入してきたのでしょうか。
ゴキブリはマンションの高い階にいても残念ながら出現します。
そのため、どの階に住んでいてもマンションのゴキブリ対策は必要でしょう。
そこで、この記事では、ゴキブリの侵入経路や浸入防止策などについて解説します。
ぜひご一読ください。
目次
滑り止めがある脚を持つので、マンションの上の階まで平気で登ってくるものです。
そして、ゴキブリは主に次の5つの場所から部屋の中に侵入してきます。
大人のゴキブリなら5ミリメートル以上、子供のゴキブリなら3ミリメートル以上の穴があれば、ゴキブリは簡単に侵入してきます。
小さな隙間は具体的には以下のものです。
マンションの換気扇はプロペラタイプとレンジフードタイプとがあります。
プロペラタイプ
屋外に面する壁に直接取り付けられ、プロペラが回っていない時は大きな隙間ができてしまうので、ゴキブリが堂々と入ってきます。
対策として、いつも換気扇を回し、カバーなどで覆いましょう。
レンジフードタイプ
板状の羽根が筒状になっているファンとフィルターを通らなければならないため、ゴキブリの侵入が困難です。
エアコン内部にたまった水を外に出すための排水ホースです。
家の外からゴキブリがドレンホースの中を通って侵入してくることがあります。
対策として、防虫キャップなどをつけるようにしましょう。
ゴキブリが壁穴の隙間から入ってくることがあります。
対策として、パテで隙間をふさぎましょう。
キッチンなどの下にある排水管と床の間に隙間があれば、ゴキブリの侵入口となります。
対策として排水管と床の間の隙間はパテで埋めましょう。
ゴキブリは、玄関のドアのすき間などから侵入する場合もあるようです。
玄関の隙間としては以下のものがあります。
古くなって玄関の扉が歪んだため、隙間ができることがあります。
対策として、隙間は、隙間テープで塞ぎます。
郵便受けが玄関ドアと一体になっている場合、封書などがポストに差し込まれて隙間ができるので、その隙間からゴキブリが侵入することがあります。
対策として、「郵便物は、ポストの奥に押し込んでください」といった張り紙などをしておくとよいでしょう。
玄関のドアを開けたままにしていると、ゴキブリが入ってきます。
対策として、玄関のドアは開けっ放しにしないようにしましょう。
ゴキブリは、窓の網戸やサッシの隙間から侵入することがあります。
網戸の両端にあるモヘアが劣化したために隙間ができるためです。
対策として、隙間は隙間テープで塞ぎます。
また、窓を開けた時は常に網戸を閉めてキブリの侵入を防ぎましょう。
台所やお風呂の排水口もゴキブリの侵入口となることがあります。
排水トラップが破損していたり、長時間家を空けていて水が蒸発したりすると、ゴキブリは楽に入ってきます。
対策として、排水口にゴミ受けを付けておくとよいでしょう。
運ばれてきた観葉植物の鉢の土の中や宅配物の段ボール箱などに付着したゴキブリが侵入していることもあります。
対策として、宅配便などは、よく確認してから家の中に入れましょう。
また段ボールなどは早めに処分し、ため込まないことです。
以下の対策をとって、マンションへのゴキブリの侵入を防ぎましょう。
特にプロペラ式の換気扇はすき間があるので、換気扇カバーをつけるようにしましょう。
エアコンの配管を通している壁穴の隙間や、排水管と床の間の隙間はパテで埋めます。
目の細かいゴミ受けを、浴室、キッチン、洗面台、お風呂の洗い場にある排水口に付けましょう。
ゴキブリを撃退する薬剤には以下の2つがあります。
家の中の広い範囲に薬剤が行きわたるのがメリットですが、古いマンションなどでは、近くの部屋にくん煙が漏れるというデメリットがあります。
また、近くの部屋にペットが飼われている場合、くん煙剤の影響で死んでしまうことがあるので注意が必要です。
置いておくだけであり、準備が不要で、隣近所の住民やペットを気にする必要もありません。
この記事では、どこからゴキブリがマンションに入って来るのかや、浸入対策などについて解説してきました。
マンションのゴキブリ対策は、他人まかせにはできず、自分の手で対処しなければなりません。
この記事を参考にして、1日も早くゴキブリ対策を講じることとしましょう。
すき間は完全に塞がなければなりませんし、キッチンなどの水場は常にきれいにしておく必要があります。
何よりも毎日掃除をして、部屋の中を清潔に保つことは必須です。
しっかりした対策を講じて、1日も早くゴキブリと無縁のマンション暮らしを実現しましょう。
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
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