鳥がいつの間にかベランダに集まり、場合によっては休憩場所・住処となってしまうことも。
すでに鳥の被害にあわれている方も、これからそうならないように予防したい方も、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
ここでは、鳥がベランダを好む一般的な理由から始まり、意外と知らない鳥を惹きつけるベランダの特徴、そして、もしも鳥たちの訪問が問題となった場合にどう対処すればよいかについて解説します。
目次
鳥が自分のベランダにやってくるのはなぜか、疑問に思ったことがある方もいるでしょう。ベランダには、鳥にとって魅力的な何かがあるため、集まってくると考えられています。「魅力的な何か」とは、食料の確保、巣作りや社交場に最適な環境などです。
まずは、鳥がベランダを訪れる一般的な動機について詳しく解説します。
鳥がベランダに来る最も一般的な理由は、食べ物を探しに来るためです。
特に、餌台を設置している場合や果物や種子が利用可能な場合、多くの種類の鳥が集まってくることがあります。
餌のある場所はすぐに鳥たちの間で広まり、一度訪れた鳥は繰り返し戻ってくる可能性が高いです。
鳥を引き寄せたくない場合、食料源がないかを確認し、食べ物を置かないようにしましょう。
春になると、多くの鳥が繁殖期を迎え、巣作りの場所を探し始めます。
この時期、ベランダは鳥にとって巣作りの理想的な場所の一つとなり得ます。
ベランダは屋根があって風雨から保護されるため、安全な巣の場所と見なされるのです。
特に、植物の鉢や家具の隙間などは巣作りに適したスペースとなります。
そのため、鳥が巣を作っているのを見つけたら、彼らが安全な場所を求めていることを理解し、やさしく別の場所に移動させる方法を考えましょう。
ベランダは鳥にとって安全な隠れ家となることがあります。
天敵から身を守ったり、厳しい天候を避けたりするために、ベランダを一時的な避難所として利用する鳥もいます。
都市部では、木々が少なくなっているため、ベランダが安全な落ち着ける場所として鳥に選ばれることもあります。
鳥は社会的な動物であり、他の鳥とコミュニケーションを取るために集まることがあります。
ベランダは、鳥たちが集まり、互いに交流したり、情報を共有したりする場所として機能します。
鳥たちがベランダに集まることで、餌の場所・安全な巣作り場所としていたり、または情報交換をしていたりする可能性があります。
ベランダに鳥が頻繁に訪れるのはなぜでしょうか?この現象は多くの家庭で見受けられますが、その背後には鳥の習性や生活環境の変化が深く関係しています。
この記事では、鳥がベランダを好む理由について解説します。
ベランダが鳥にとって魅力的なのは、その独特の構造にあります。
多くのベランダは開放的でありながら、一定の遮蔽を提供し、安全な隠れ場所として機能します。
さらに、レールや床の隙間は巣作りの材料としても都合が良いです。
つまり、鳥にとってベランダは防風や雨宿り、寒さから逃れる場所としてだけでなく、繁殖期には巣作りの場所としても理想的な環境を提供しているのです。
この快適さが、鳥を引きつける大きな理由の一つとなっています。
鳥がベランダに来る理由として、人間の活動の影響も考慮する必要があります。
驚くかもしれませんが、人間の日常の動きや音は、鳥にとって敵からの脅威が少ないことのサインとして認識されることがあります。
具体的には、人間が近くにいることで、猫などの天敵に襲われるリスクが減少するため安心して過ごせるようになります。
また、人間が供給する食べ物の残りや、植物に引きつけられた虫など、鳥にとっての餌の供給源となることもあります。
このように、人間の存在が鳥にとっての安全性や食料の確保に繋がるため、ベランダに来る理由になっています。
ベランダは、街中であっても鳥たちに自然に近い生活を提供する場所です。
街中では自然環境が限られており、鳥たちにとって適切な休息や巣作りの場所を見つけるのが難しい場合があります。
ベランダは比較的安全で、鳥たちが必要とする隠れ場所や安息地を提供します。
また、ベランダに置かれた植物は食料源としても機能し、都市部における自然環境の破壊に対する一つの解決策となり得ます。
ベランダを鳥が好む理由の一つに、その色や材質が関係していることがあります。
鳥は特定の色や材質に惹かれやすい性質を持つものがいて、例えば、木の材質や緑色のプランターは自然に近い環境を感じさせ、鳥を安心させる効果があります。
さらに、ベランダの色彩が明るい場合、鳥たちをより引きつけるでしょう。
ベランダに鳥が来る理由は、エサを求めたり安全な巣作りの場として活用したりするからです。
これらを逆手に取り、鳥がベランダを避けるような対策を施すことが重要です。
効果的な追い払い方を知り、快適なベランダ環境を守りましょう。
鳥がベランダに来る主な理由の一つが食べ物です。
鳥の目から食べ物が見えないようにすることがポイントになります。
食べ残しやゴミはすぐに片付け、家庭菜園などの植物はネットで覆ってエサとされないよう工夫しましょう。
また、鳥がエサとする虫を寄せ付けないためにも、定期的な清掃を心掛け、ベランダを清潔に保つのがポイントです。
ベランダが鳥にとって理想的な巣作りの場所にならないよう、物理的な阻止策を設けることも有効です。
たとえば、巣作りがしにくい細かいメッシュのネットを張る、あるいは滑り止めのない滑らかな表面を作成することで鳥が足場を確保しにくくしましょう。
また、巣材になりそうな物をベランダに置かないようにすることも大切です。
鳥が初めから近づきにくい環境を整えることも重要です。
鳥の視覚を惑わす反射材や、風で動くオブジェクトを設置し、鳥が不快と感じるような環境を作り出しましょう。
カラフルな風車や光を反射するCDを吊るすなど、デコレーションを兼ねた鳥よけ策も効果的です。
市販されている鳥よけグッズを活用する方法もあります。
例えば、超音波鳥よけ器や鳥よけスプレーは、鳥を寄せ付けないようにするのに有効です。
これらのグッズは、鳥に対して人体に無害でありながら、彼らをベランダから遠ざけることができます。
使用の際は、製品の説明をよく読み、正しい使用方法を守りましょう。
植物を利用した鳥よけ対策も一つの手段です。
例えば、鳥が嫌う強い香りを持つ植物(ラベンダー、ローズマリー、ペパーミントなど)をベランダに置くことで、自然な方法で鳥を遠ざけることができます。
これらの植物はベランダを美しく彩るだけでなく、鳥を寄せ付けない役目も果たします。
ベランダが鳥にとって魅力的なのは、自然に近い生活ができる環境であるためだと考えられます。
しかし、鳥の集まりが問題となることもあります。
この問題を解決するためには、鳥が近づきにくい環境を作ることが有効です。
鳥がベランダに来る理由を理解し、適切な対策を講じることで、共存のバランスを見つけることができます。
ぜひ本記事を参考にして、鳥の被害を最小限にとどめましょう。
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
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