庭に植物がないのに、なぜか家の中で毛虫を見かける…そんな経験をしたことはありませんか?
植物がなければ毛虫が発生しないと思いがちですが、実は植物以外にもさまざまな理由があります。
本記事では、毛虫の侵入原因と対策について詳しく解説します。
気になる毛虫問題を解消して、安心して生活できる環境を作りましょう!
目次
家の中で毛虫を見かけると驚くものですが、植物がなくても毛虫が侵入してくることはあります。
その原因には、屋外環境や家の周りの状況が大きく関係していることが多いです。
ここでは、家の中に毛虫が現れる意外な原因を詳しく解説します。
一般に、毛虫といえば庭木や観葉植物の葉を食べるイメージが強いですが、実はそうした植物がない場所でも毛虫が発生することがあります。
たとえば「ヤネホソバ」という毛虫は、コケや地衣類を餌にしています。
地衣類(ちいるい)とは、菌類と藻類が共生している特殊な生物です。
見た目はコケに似ていますが、コケとは異なる生物です。
地衣類は、岩や木の表面、屋根や外壁などにも生えやすく、湿気の多い場所でよく見られます。
見た目は小さな斑点や薄い皮のような形状で、緑色や黄色、灰色などさまざまな色があります。
このようなコケや地衣類を餌にしているヤネホソバは、木の幹や岩の上、さらには建物の隙間などで生活しています。
屋根や外壁、ウッドデッキの周辺にはこうした環境が整いやすく、毛虫が居つく原因となるのです。
つまり、植物がなくてもこれらの場所が毛虫の棲み家となり、時折家の中にも侵入してくるのです。
毛虫が家の中に侵入する経路は、窓やドア、換気口、基礎部分の隙間など多岐にわたります。
とくに、屋根や外壁にコケや地衣類が生えている場合、毛虫がその周辺で生活し、隙間を見つけて家の中に入り込むことがあります。
また、家の周囲にウッドデッキや日陰の多い場所があると、毛虫が繁殖しやすい環境が整いやすくなります。
毛虫の侵入を防ぐためには、家の周りの環境を整えることが重要です。
特に、屋根や外壁の隙間をチェックし、植物のない環境であっても毛虫が住みつかないようにする工夫が必要です。
ここでは、効果的な対策方法を紹介します。
毛虫の侵入を防ぐために、まずは家の隙間をしっかりと塞ぐことが重要です。
窓やドアの隙間、換気口など、外部とつながる場所に毛虫が侵入しないよう、パテやシーリング材で隙間を埋めましょう。
また、虫よけシートやフィルターを窓や換気口に設置することで、毛虫だけでなく他の害虫の侵入も防ぐことができます。
毛虫の発生を抑えるためには、家の周囲の環境にも目を向ける必要があります。
屋根や外壁にコケや地衣類が生えている場合、それが毛虫の餌となり、繁殖の場を提供してしまうことがあります。
定期的に外壁や屋根のメンテナンスと清掃を行い、湿気がたまりやすい場所や隙間をチェックして掃除することが大切です。
毛虫の侵入を防ぐために、市販の防虫グッズを活用するのも有効です。
たとえば、虫よけスプレーや防虫ネットを窓やドアに使用することで、毛虫の侵入を防ぐことができます。
また、家の周囲に忌避剤をまくことで、毛虫が寄り付きにくい環境を作ることも効果的です。
毛虫が家の中に入ってきた場合、できるだけ安全に駆除することが重要です。
ここでは、市販の駆除剤や応急処置、さらにプロに依頼すべきタイミングについて解説します。
毛虫を駆除する際には、市販の駆除剤を使用するのが最も手軽です。
虫専用のスプレーや粉末タイプの駆除剤を使って毛虫を退治することができます。
また、家庭でできる方法としては、手袋を着用して安全に毛虫をつかみ、外に逃がす方法もあります。
触れる際には、毛虫の毒針に注意し、直接肌に触れないように気をつけましょう。
もし毛虫に触れてしまった場合、すぐに流水で患部を洗い流し、清潔なタオルで冷やすことが大切です。
毛虫の毒針によるかゆみや痛みが出ることがありますが、患部を強くこすらず、冷やしながら様子を見ましょう。
症状がひどい場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
毛虫が大量発生している場合や、家庭での駆除が難しい場合は、専門の駆除業者に依頼することが最も安全です。
業者に依頼する際は、どの程度の範囲で毛虫が発生しているかを事前に確認し、適切な駆除方法を提案してもらいましょう。
また、再発防止のための対策も一緒に相談すると良いでしょう。
家の中に毛虫が現れる原因は、必ずしも庭の植物だけではありません。
屋根や外壁の隙間に生えるコケや地衣類が、毛虫の住みかとなることもあります。
毛虫が侵入してこないようにするためには、家の周囲の環境整備が不可欠です。
しっかりと対策を講じて、快適な住まいを保ちましょう!
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
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