「最近、家の中でカサカサと音がする…」「食べ物がかじられている…」そんな経験はありませんか?
もしかすると、それはネズミが住みついているサインかもしれません。
放っておくと被害が拡大し、健康リスクや衛生問題にもつながるため、早めの対策が重要です。
本記事では、初心者でもできるネズミ駆除の方法を分かりやすく解説します。
目次
ネズミ対策を始めるにあたり、まずは彼らの生態や行動特性について知識を持つことが重要です。
ネズミは非常に順応性が高く、小さな隙間からも容易に侵入します。
彼らがもたらす健康被害や物理的損害を防ぐためには、予防策や駆除方法について適切な知識を持つことが必要です。
ネズミが住みつく主な原因には、食べ物や温かい住環境を求めることが挙げられます。
ネズミは食糧を見つけるとその場所に定住する習性があり、特に食べ残しや生ゴミが放置されている環境は彼らを呼び寄せます。
また、住宅や倉庫の隙間や穴を通り抜け、外敵から身を守るために暖かい場所を巣として選びます。
さらに、建物の劣化部分や管理が行き届いていない場所はネズミにとって快適な住処となりやすいため、定期的な点検と管理が必要です。
ネズミがもたらす被害には、物理的損害と健康被害が含まれます。
彼らは電線や配管をかじる習性があり、これが火災などの重大な障害を引き起こす可能性があります。
さらに、ネズミはサルモネラ菌やハンタウイルスなどの病原体を媒介するため、衛生面でも大きなリスクがあります。
これらの感染症は人間にとって非常に危険であり、早期の防除策が求められます。
したがって、ネズミの存在を軽視せず、早期の対策が肝心です。
市販のネズミ駆除製品には、様々な種類が存在し、それぞれ異なる効果を発揮します。
一般的な方法としては、粘着シートや餌タイプの毒餌が挙げられます。
粘着シートは、ネズミが通る経路に効果的に設置することで捕獲率を高めますが、場所の確認と設置が重要です。
毒餌はネズミの好む食材を使用しているため、置き場所を工夫することが必要です。
注意点として、他の動物や子供が誤って触れないように設置場所を十分考えることが大切です。
ネズミにはさまざまな種類が存在し、それぞれ異なる特徴を持ちます。
代表的なものとしては、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミが挙げられます。
クマネズミは高い場所を好み、ドブネズミは湿った場所に住みます。
ハツカネズミは最も小型で、室内に侵入しやすい性質があります。
これらのネズミ種に応じて対策を講じることが、駆除の成功率を高める鍵となります。
それぞれの生態を理解し、適切な方法を選ぶことが重要です。
ネズミの侵入を防ぐには、まず侵入口を特定することが必要不可欠です。
彼らが入り込む可能性のある隙間や穴を見つけることで、効果的な防除対策を施すことができます。
建物の内外を慎重に調査し、隙間をしっかりと塞ぐことが重要です。
家の中でネズミが侵入しそうなポイントを調査する際は、まずキッチンや食品庫、バスルームに注意を払います。
これらの場所は水源や食品が存在し、ネズミが好んで侵入する可能性が高いです。
具体的には、配管の周りやクローゼットの中、冷蔵庫の裏など、目に付きにくい場所を調査します。
また、ネズミはわずかな隙間でも通り抜ける能力があるため、壁の継ぎ目や床との境目にできた小さな穴も見逃さずに確認してください。
異臭や巣の材料が確認できた場合は、その付近が侵入口の可能性が高いため、さらに詳しい調査が必要です。
家の外部からの侵入口を特定し、確実に塞ぐためには、まず建物の周囲を徹底的に調査することが肝心です。
特に、基礎部分のひび割れやドアや窓の隙間、通気口の開口部に注意を払う必要があります。
ネズミは非常に細い隙間からも侵入するため、特に数センチメートル以下の穴も標的になります。
発見した隙間には、金属メッシュや防鼠剤を使用してしっかりと塞ぎます。
木材やプラスチック製の材料では簡単に噛み切られることがあるため、耐久性のある素材を選ぶことが重要です。
また、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、新たな侵入口ができるのを未然に防ぐことができます。
ネズミの捕獲には、彼らの行動パターンや移動経路を理解し、適切なトラップを設置することが効果的です。
事前にしっかりとポイントを見極めることにより、捕獲の成功率を上げることができます。
トラップの設置には、ネズミの活動が確認される場所に焦点を当てることが重要です。
トラップは、比較的人が立ち入らない暗く静かな場所やネズミの通り道に配置することで効果が期待できます。
具体的には、壁際や家具の裏、食糧庫周辺がターゲットとなります。
設置する際は、餌型のトラップにはネズミが好む食べ物(ピーナッツバターなど)を使用し、安全に固定しておくと良いでしょう。
また、設定したトラップが動かないようにしっかり設置することがポイントです。
定期的に確認し、捕獲できた場合は速やかに処理し、新しいトラップを設置することで、効果的な駆除が可能です。
ネズミは放置すれば健康被害や火災リスクにもつながる厄介な存在ですが、正しい知識と方法があれば自力での駆除も十分可能です。
今回ご紹介した方法を参考に、まずは侵入口を特定し、トラップや防除策を実践してみましょう。
もし自力での対処が難しい場合は、迷わず専門業者に相談するのも選択肢の一つ。
早期発見・早期対策で、安心・安全な住まいを守りましょう!
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
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