ムカデの赤ちゃんは小さくても毒性をもっているので非常に危険です。一方、ムカデの赤ちゃんによく似たヤスデという虫は毒性もなく、おとなしい性格をしています。
危険性は正反対ですが、実はムカデの赤ちゃんとヤスデを見分けるのはなかなか難しいのです。
今回の記事ではムカデの赤ちゃんとヤスデの見分け方や、ムカデの駆除方法や対処法についてわかりやすくご紹介します。
目次
家の中をはう小さな黒いひも状の生き物。
これを見つけてすぐに「ムカデの赤ちゃんだ!」「ヤスデだ!」と見分けられる人は多くないでしょう。
ムカデもヤスデもどちらも害虫ですが危険性が全く異なります。
それではムカデとヤスデの違いについて説明していきます。
ムカデの赤ちゃんは小さくても毒を持っており、噛まれると激痛に襲われます。
特徴的なのは二本の長い触覚です。
お尻の方にも触覚のような長い脚があり、平べったい体で透明または淡い色をしています。
ムカデの赤ちゃんは動きがすばやく、刺激を与えても丸まりません。
ヤスデは毒を持っていませんが、異臭を放つことがあります。
触覚は短く丸みのある半筒状の体をしています。
体の色は黒〜茶褐色をしており、動きは比較的ゆっくりです。
またヤスデはムカデと異なり刺激を与えると丸まります。
ムカデの赤ちゃんを一匹退治したからといって安心はできません。
なぜならムカデは子育てをする虫だからです。
ムカデは年に二回、20〜50個程度の卵を産みます。
孵化したあと母ムカデは子ムカデたちが大きくなるまで面倒をみるのです。
つまりムカデの赤ちゃんが出たということは母ムカデが近くにいるかもしれません。
さらに大量の兄弟ムカデたちもすぐそばに潜伏している可能性もあります。
そのまま放っておくと兄弟ムカデたちが成長し、大量のムカデが発生する危険性があるので注意が必要です。
では、ムカデを見つけた時にどう対処すればいいのでしょうか?
ムカデを潰すのも一つの方法ですが、床やカーペットが汚れてしまったり、臭いの問題があったりするのでできれば潰すのは避けましょう。
ここでは潰さない駆除方法についてご説明していきます。
ムカデは体のタンパク質が固まってしまう50度以上の熱湯で駆除できます。温度が高いほど駆除までの時間が短くなります。
畳やカーペットの上では直接熱湯を注ぐわけにはいかないので、場所に応じてトングなどを使い、ムカデをバケツに入れてから熱湯を注ぎましょう。
この時、絶対に素手で触らないように注意してください。
次に紹介するのが、市販されている殺虫剤を使う方法です。
殺虫剤の成分が気になる方は凍結タイプを使用してみてください。
すぐにムカデの動きを止め、駆除できます。
ムカデの駆除方法をご説明してきましたが、できれば家に侵入して欲しくないですよね。
ここからはどうすればムカデの侵入を防ぐことができるかご説明していきます。
ムカデはほんの少しの隙間でも入ってきます。
窓やドアだけではなく通気口やエアコンのホースからも侵入してしまうので、エアコンのホースは地面から少し浮かすのがポイントです。
お庭に面している場所は特に隙間がないようにチェックしましょう。
市販されている忌避剤を定期的に家の周りにまいてムカデが寄り付きにくい環境にしましょう。
薬剤が気になる方はムカデが嫌うハーブを焚く方法もオススメです。
ムカデは特にハッカ油に含まれる匂い成分のL-メントールを嫌うので、このアロマオイルを炊けばムカデ避けになります。
他にもローズマリーやヒノキの香りも効果的です。
ムカデは湿気を好み餌となるゴキブリがいる環境に現れやすいです。
つまりムカデが大量にいる場所には餌のゴキブリもたくさんいることになります。
ムカデ・ゴキブリが繁殖しないように部屋を整理整頓してきれいに保ちましょう。
また湿気がたまらないようにこまめに換気し、必要であれば除湿機を使いましょう。
ムカデの赤ちゃんを見つけたらすぐ近くに大量のムカデがいる可能性があります。
一つひとつ駆除していく方法もありますが、まずは家にムカデが侵入しないように工夫しましょう。
ムカデの赤ちゃんがいるということはそこがムカデにとって子育てのしやすい環境である可能性があります。
「隙間をなくす」「忌避剤やハーブで侵入を防ぐ」ことも大切ですが、一番大切なのは「部屋をきれいに保つ」ことです。
ムカデの餌であるゴキブリが繁殖しないようにこまめな掃除・換気を心がけましょう。
それでもムカデが発生してしまう時は一度業者へ相談してみるのもオススメです。
「808シティ株式会社」では「なるべく薬剤を使わない」安心安全な駆除を行っております。
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