ある日「これってもしかしてダニ刺され?」と感じるような症状が出たあとに、毎日同じ症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
つらいダニ刺されを発生させないためには、「ダニが繁殖する原因を知ること」と「ダニの繁殖原因の対処法」が重要です。
この記事ではダニ刺されが発生する原因と対処法をご紹介します。
目次
一度ダニ刺されが発生すると、ほぼ毎日のように被害が発生します。
まずはこのダニ刺されが発生する仕組みを知りましょう。
ダニはさまざまな種類がある昆虫で、人の住宅に発生する種類だけでも、目に見えないほど小さいサイズから目に見える大きさのサイズまで実にさまざまな種類があります。
意外に思われるかもしれませんが、人を刺して吸血するダニはそのほんの一部です。
たくさんの種類があり、それぞれ特徴が違うダニですが、共通するところもあります。
それは、高温多湿の環境を好むことです。
条件を見ると分かりますが、ダニが好む環境はちょうど人がすごしやすい環境と同じです。
住宅の多くはこの環境を維持できるように作られていますから、家にいる限りダニ刺されの被害に遭いやすくなります。
また、ダニは環境が整っていれば、1組のつがいでも2か月後には約3,000匹もの数に繁殖できる昆虫でもあります。
人とダニが好む環境が同じであることと、ダニの爆発的な繁殖力が、ダニ刺されの被害を長引かせる原因です。
ダニ刺されに関する被害の話の中には、「ダニ刺されが起きてからくしゃみや鼻水が出る……」「かゆみが治まったら、別の症状が出てきた!」など、別の症状に関する話が聞こえてくる場合があります。
これは、ダニによるアレルギー症状です。
ダニの被害と聞くと人から血を吸うダニのイメージが強いですが、血を吸わないダニによるアレルギー症状も、ダニがもたらす症状のひとつです。
ダニ刺されがなかなか治らない場合や、刺された際のかゆみ以外の症状が出ている場合は、ダニアレルギーの可能性があります。
ダニ刺されやアレルギーの被害を完全になくすには、血を吸うダニだけでなく、それ以外のダニの駆除もしっかり行わなくてはいけません。
ダニ刺されやダニアレルギーの被害を与えるダニは、たくさんいます。
こちらでは、その中でも住宅でよく被害に遭うダニを3種類ご紹介します。
大きさ | 0.6mm~1.0mm |
被害 | 吸血 |
症状 | 刺されて直後にかゆみと腫れが起こる |
発生原因・場所 | ネズミに寄生 (ネズミから落ちたダニや、死んだネズミから離れたダニが人に寄生する場合がある) |
活発になる時期 | 6月~9月 |
家で発生するケースが多いため、そのまま「イエダニ」と名付けられたダニです。
ネズミに寄生しているダニで、ネズミと一緒に被害が発生するのが特徴です。
ネズミがいる場合や、ネズミ駆除のあとにダニ刺されが発生した場合は、イエダニの発生が疑われます。
大きさ | 0.5mm~0.8mm |
被害 | 吸血 |
症状 | ・刺されて数時間~翌日以降に刺された箇所が赤く腫れる。 ・症状は1週間ほど続く |
発生原因・場所 | ・布団・ソファ・ファブリックに発生する ・血を吸わないダニの体液もエサにするため、ほかの種類のダニが発生しているとツメダニも発生する場合がある |
活発になる時期 | 8月~9月 |
イエダニと同じく、住宅内で被害を発生させるダニです。
布類に発生するダニで、人やペットの血液やほかのダニの体液をエサにします。
刺されてすぐに症状が出ない点や、しつこいかゆみが特徴です。
大きさ | 目に見えないほど小さい |
被害 | ・アレルギーの原因になる ・ツメダニの発生原因になる |
症状 | アレルギーによるくしゃみ・鼻水・喘息 |
発生原因・場所 | ・食品の粉に発生するダニで、調味料や小麦粉などを高温の場所に保管していると発生する ・畳などに発生する場合もあり、その場合はツメダニの発生原因にもなる |
活発になる時期 | 梅雨や秋口 |
吸血はしないがアレルギーの原因と、ツメダニの発生原因になるダニです。
名前のとおり粉状の食べ物に発生するダニで、このダニが含まれた食品を食べてアレルギー症状を発症するケースもあります。
食べ物以外では、ワラや畳にもわく場合があり、この場合は先ほど解説したツメダニが発生させる原因になります。
直接的なダニ刺されの被害を生む訳ではありませんが、ダニ刺されを完治させるには必ず駆除したいダニの一種です。
毎日のダニ刺されをなくすには、治療と並行して原因であるダニを駆除しなくてはいけません。
ダニの被害をなくす3つの方法を解説します。
ダニの駆除剤はたくさんあります。
その中でもおすすめなのが、部屋の隅々まで駆除できるくん煙剤です。
部屋を閉めきるなど、準備が必要ですが一回の使用で部屋の隅々まで一気にダニを駆除できます。
駆除後はダニの死骸やフンを除去する必要があるため、部屋全体に掃除機をかけ、洗えるものはすべて洗濯しましょう。
ダニは、人の皮脂や食べこぼしなどの「エサ」と「湿度」があれば、爆発的に増えます。
ダニを増やさないためには、こまめな掃除でダニのエサとなる物質を取り除き、除湿と換気でダニがすごしにくい環境を作りましょう。
こまめな掃除と湿度コントロールを習慣づけていれば、自然とダニの被害に遭いにくくなります。
ダニが発生していない場合も予防として非常に有効です。
布団や衣類にダニが発生した場合は、衣類乾燥機や布団乾燥機を活用しましょう。
ダニは高温に弱いため、衣類乾燥機や布団乾燥機を使えば一気に駆除できます。
駆除後、ダニの死体やフンが残りますから、掃除機やクリーナーできれいにするのを忘れないでください。
ダニ刺されはダニが繁殖しやすい環境を揃えてしまうと発生します。
ダニ刺されを治療・予防するには、普段からダニが繁殖しにくい環境を整えることが重要です。
また、ダニの駆除が自分だけでは難しい場合は、プロの力を借りましょう。
「808シティ株式会社」では、ダニ駆除の相談・依頼を受け付けています。
ダニ刺されにお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
どの地域の方も、まずはご相談ください。
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