駆除しても駆除してもわいてくる「ゴキブリ」。
「1匹見たら100匹いる」といわれるように、生命力の強い害虫です。
これだけ有名になると、「どうしてこんなに強いの?」と疑問にも思えてきますね。
ゴキブリの生命力の強さには、理由があります。
ゴキブリの生命力の強さと、そこから分かるゴキブリを繁殖させない対策方法を解説します。
目次
ゴキブリの生命力の強さは、複数の特徴から生まれています。
ゴキブリの生命力を支える4つの特徴を解説します。
ゴキブリは雑食性で、人間の食べ物や老廃物はもちろん、ホコリや石など普通の生き物は食べないような物まで食べられます。
ほかの動物や昆虫ですら餌にしないような物まで食べるため、食べ物がないために餓死する事態に遭遇しにくいです。
その上、ゴキブリは「脂肪体」と呼ばれる余ったエネルギーを貯蓄できる組織を持っています。
餌がないときは、この脂肪体のエネルギーを消費して生き延びます。
また、ゴキブリは体内に自分の老廃物をビタミンなどに変えるバクテリアを持っているため、栄養不足にも強いです。
害獣や害虫は餌がなくなれば餓死するか別の場所へ移動しますが、ゴキブリは餌にできる物が多く飢えにも強いためなかなか死にません。
ゴキブリに遭遇したことがある方なら分かるかと思いますが、ゴキブリは非常に足の速い害虫です。
ゴキブリの足の速さは時速300kmにもおよぶといわれています。
この素早さをいかして、外敵から身を守っているわけです。
また、ゴキブリは防御力も高いです。
ゴキブリの外側は「外骨格」、つまり硬い骨格に覆われています。
この外骨格が内蔵などを守るため、ちょっと叩かれたり高い所から落ちたりしても平気で活動できます。
その上、ゴキブリは頭がもげても死にません。
これは脳にあたる「神経球」と呼ばれる器官を体の中に複数持っているためです。
「ゴキブリを叩いたらしばらく動いていた」などの現象は、この神経球の仕組みが関係しています。
ゴキブリは体の機能だけでなく、学習能力や駆除剤に対する抵抗力にも優れています。
ゴキブリは毒餌やゴキブリホイホイなどの捕獲機に遭遇すると、それを学習して避けるようになります。
ときどき「ゴキブリの毒餌やゴキブリホイホイのかかりが悪くなった」とおっしゃる方がいるのはこのためです。
また、ゴキブリの中には、従来の駆除剤に含まれる成分に耐性を付けた「スーパーゴキブリ」と呼ばれるゴキブリがいます。
このスーパーゴキブリは市販の駆除剤では駆除できないため、どんどん繁殖していきます。
ゴキブリは体だけでなく、頭や遺伝子の面でもしぶとく生き残る害虫といえます。
「1匹見たら100匹いる」といわれるように、ゴキブリは繁殖力が非常に強い害虫です。
ゴキブリのメスは1度に22~28もの卵が詰まった卵の袋を産卵します。
これが全てかえってゴキブリになり、また繁殖を続けるため、放っておくと爆発的に増えます。
この上、ゴキブリはフンにフェロモンを混ぜて排出することで、仲間を集める習性があります。
ゴキブリが1匹だけでもどんどん増えるのは、このフェロモンで外から仲間を集めることも深く関係しています。
ゴキブリは生命力が非常に強い害虫です。
一度繁殖すると駆除が非常に困難になります。
ゴキブリを増やさないための対策法を知っておきましょう。
ゴキブリを増やさないためには、家にゴキブリを入れないような対策が重要です。
ゴキブリは換気扇・排水溝・エアコン・開いた窓やドアから侵入します。
換気扇・排水溝・エアコンはフィルターや専用の防止グッズを使って侵入経路を塞ぎましょう。
あわせて、窓を開けるときは必ず網戸を活用する、ドアを開けっぱなしにしないなどの習慣を身につければ、ゴキブリの侵入を防げます。
ゴキブリを見つけたらすぐに駆除しましょう。
駆除剤を常に用意しておくのもいいですが、駆除剤代わりになる物もあわせて覚えておくといざというとき便利です。
ゴキブリは硬い外骨格を持っていますが、この外骨格には呼吸をするための穴が開いています。
この穴に洗剤やアルコールが入ると穴が埋まってしまい窒息死するため、駆除できます。
熱湯や熱風などの高温にも弱いため、手元に何もない場合はお湯やドライヤーでも駆除が可能です。
ゴキブリを駆除したあとは、くん煙剤や待ち伏せ効果のあるスプレータイプの駆除剤などで、見えないゴキブリを駆除しましょう。
ゴキブリはさまざまな機能により、強い生命力を維持しています。
ゴキブリを家の中で繁殖させないためには、ゴキブリの侵入を阻む対策が有効です。
ゴキブリを見かけたときは、駆除剤やゴキブリが苦手とする物を使って、すぐに駆除しましょう。
ゴキブリが繁殖してしまい、自分だけでは駆除が難しい場合は、専門業者の力を借りることをおすすめします。
「808シティ株式会社」では、ゴキブリ駆除のご依頼を承っています。
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