カメムシを家で見つけたら、どうやって追い払おうか、とても悩みますよね。刺激して、カメムシにあの臭いを出されたら大変です。カメムシの臭いはとても強烈で、自身が放った臭いで死んでしまうこともあるそうです。人間に恐れられるカメムシに、天敵はいるのでしょうか?
カメムシの天敵や、臭いを気にせずにカメムシを駆除する方法について解説します。
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姿が亀の甲羅の形に似ていることから名付けられた「カメムシ」は、くさい臭いを出すことで有名ですが、どんな生き物なのでしょうか?日本には、およそ1,000種類以上のカメムシが確認されています。植物を食べて暮らす草食性や他の昆虫を食べる肉食性、生き物から血を吸って生活する吸血性など、色々なタイプのカメムシがいるのは驚きです。そして、単独行動ではなく集団行動を好みます。
1年中存在するカメムシですが、繁殖期の秋は私たちの前に現れるようになり、冬を乗り越えるために暖を取ろうとします。カメムシは、成虫であれば中脚と後脚の間から、幼虫は腹部の背中側から悪臭を出します。臭いの成分はアルデヒド類なので、手につくと臭いだけでなく荒れてしまう可能性もあります。その臭いは強烈すぎて、カメムシ自身が自分の臭いで死んでしまうこともある、とてもユニークな虫です。
カメムシが臭いを出すのはどんなときでしょうか?それは、自分の身を守るためです。カメムシは単独行動ではなく集団行動を行うため、危険を感じたときだけでなく、仲間に危険を知らせるためにも臭いを発します。
カメムシは、冬を乗り越えるために、暖かい私たちの住居に侵入しようとします。また集団行動をすることから、カメムシを一匹見つけたら、それはどこかに何匹もいるサインです。カメムシは、家の中のどんなところを好むのでしょうか?
洗濯物にカメムシが留まっていて、「どうしよう・・・」となった経験はありませんか?秋の晴れた日に、越冬場所を求めて集団で移動している中で、洗濯物に留まることがよくあり、卵を産み付けてしまう場合もあります。また、カメムシは白い色が好きなため、日光が当たる暖かい白い洗濯物を好みます。
カメムシが付いていると知らずに洗濯物を取り込んでしまい、家の中で臭いを出されては大変なことになります。秋口の洗濯物を取り込む際は、カメムシが付いていないか、よく確認するようにしましょう。カメムシがよく発生する地域では、秋口には外に洗濯物を干さない方が良いかもしれません。
カメムシが冬を乗り越えるため、暖を取るのに最適なのは、家の中の隙間です。家の中にカメムシが侵入してきたら、隙間を探して集団で暖を取り、卵を産んで家の中で大量発生してしまう場合があります。家に侵入されないため、カメムシが発生する時期は特に、窓や扉を開けっぱなしにしないようにしましょう。窓のサッシの隙間に入り込んでいることもあるため、よく注意してくださいね。
くさい臭いを出すカメムシは、私たち人間からすると害虫です。葉っぱを食べる草食性のカメムシは、農家さんにとっても困った存在でしょう。嫌われ者のカメムシの天敵は、どのような存在なのでしょうか?
ご存知のとおり、鳥は虫を食べて生活するため、カメムシにとっても一番の強敵です。鳥は素早く飛び回るため、カメムシも逃げ切れません。そのため、農家の方が鳥を使って害虫駆除をするのもよく耳にします。
鋭い前足を持ったカマキリは、その自慢の腕でカメムシを一瞬で捕まえてしまいます。カマキリは交尾後のメスがオスを食べることもあるため、カメムシであってもお手のものです。しかし、カメムシ駆除のためにカマキリを使用するのは難しそうです。
「寄生蜂」とは、別名「タマゴバチ」とも呼ばれている蜂の一種です。昆虫の卵に自分の卵を産み付けて一緒に大きくなり、ゆくゆくは寄生した相手の昆虫を殺してしまう恐ろしい蜂です。カメムシも、せっかく産んだ卵を寄生蜂に狙われないように必死でしょう。
カメムシの天敵を使って駆除するのは、簡単ではなさそうです。自分で対処する場合でも、間違ってもゴキブリのようにたたいたり、掃除機で吸ったりするのは避けましょう。カメムシの臭いが部屋中に広がります。では、カメムシを簡単に駆除するためにはどうすれば良いのでしょうか?強烈な臭いを出されずに、追い出したり処分したりできる便利な方法をご紹介します。
カメムシにも、殺虫剤スプレーは効きます。一瞬で殺すことができるので、カメムシも臭いを出す暇がないでしょう。しかし殺虫剤スプレーは毒性のため、洗濯物やお子さんのいる家の中で使用することはおすすめできません。
冷却剤スプレーは殺虫剤が含まれておらず、虫の動きを素早く止めて処分できるスプレーです。虫は温度変化に弱く、カメムシも同様です。カメムシが洗濯物に付いていても、家の中でも、安心して使うことができます。
カメムシの特徴や天敵、カメムシの駆除方法についてご紹介しました。カメムシは、自分が出す臭いで死んでしまうことがあるのは驚きでしたね。人間に嫌われるカメムシは、暖を取ったり産卵したりするため、洗濯物に付いたり家の中の隙間に入ろうとしたりすることが分かりました。
カメムシにも、他の昆虫と同じように鳥や寄生蜂などの天敵はいますが、カメムシを駆除するために用いるのは簡単ではなさそうです。カメムシを見つけたら、場所ごとに殺虫剤や冷却剤スプレーを使い分けて、駆除するようにしましょう。家の中でカメムシが大量発生し、自分では駆除できそうにないときは、ぜひ「808シティ株式会社」までご相談ください。
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