お役立ちコラム

2022/01/25

てんとう虫そっくりの害虫がいるの?!被害と予防方法を紹介

家庭菜園で人気のミニトマト。育てやすいため、気軽に始められますが「虫」が付きやすいと、お悩みの方も多いでしょう。もしかして、あなたの育てているミニトマトの葉っぱ、虫に食べられていませんか?それはもしかしたら、てんとう虫にそっくりの害虫かもしれません。実はアブラムシを食べる有名なてんとう虫以外に、葉っぱを食べてしまう、てんとう虫にそっくりの虫がいます。
害虫のてんとう虫や似ている虫の特徴を理解して、葉っぱが食べられないように予防しましょう。

てんとう虫そっくりの害虫がいるの?!被害と予防方法を紹介

てんとう虫はミニトマトが好き?

てんとう虫は、あの黒い斑点と赤いボディが目立って、すぐ見つけることができるので、かわいいと人気があります。てんとう虫は、アブラムシを食べることで有名なので、ミニトマトやお野菜の葉っぱにとまっていても、アブラムシを食べてくれているのだろうと思うかもしれません。しかし、実はアブラムシを食べずに、ミニトマトの葉っぱを食べるてんとう虫や、てんとう虫そっくりの虫が存在するのです。育てているミニトマトや、植物の葉っぱが穴だらけだったり、スカスカだったりするのは、てんとう虫に似た害虫の仕業かもしれません。

てんとう虫の種類

てんとう虫には、大きく分けて3種類のタイプがあります。てんとう虫のタイプによって何を食べるかが違うので、園芸や菜園に影響するのかしないのかが分かり、もし被害に遭っていれば犯人を探すための手がかりとなります。

肉食系

肉食系のてんとう虫とは、皆さんも良くご存知の害虫であるアブラムシを食べて生活する種類です。
代表例としては

  • ナナホシテントウ
  • ナミテントウ
  • オオテントウ

などです。
野菜の樹液を吸ってしまうアブラムシを食べてくれるので、放っておいても問題ない“益虫”のてんとう虫です。

菌食系

あまり有名ではありませんが、菌食系のてんとう虫という種類があり、野菜の病気の原因となる「うどんこ病」などのカビを食べるてんとう虫がいます。
代表例としては

  • キイロテントウ
  • シロホシテントウ
  • クモガタテントウ

などです。
菌食系のてんとう虫も、肉食系と同じく野菜を育てる上で、とても助かる存在なので「益虫」と呼べます。

草食系

いよいよ、問題の草食系のてんとう虫のご紹介ですね。てんとう虫にも、葉っぱを食べて生活するタイプが残念ながらいます。
代表例としては

  • ニジュウヤホシテントウ
  • オオニジュウヤホシテントウ
  • インゲンテントウ

などです。
てんとう虫そっくりですが、葉っぱをもりもり食べて深刻な被害をもたらすので、テントウムシダマシとも呼ばれている「害虫」です。

害虫のてんとう虫の特徴と見分け方

てんとう虫の種類の中にも、害虫が存在することが分かりました。見た目はてんとう虫にそっくりですが、ちゃんと違いがあるので、その特徴を知れば見分けて駆除できます。また、てんとう虫ではありませんが、てんとう虫そっくりのハムシ科の「ヘリグロテントウノミハムシ」という虫もいます。この虫もテントウムシダマシと同じく、葉っぱを食べてしまう害虫なので、一緒にご紹介します。

テントウムシダマシ

テントウムシダマシは、艶の赤色ではなく少しオレンジがかった淡い色のボディで、産毛のようなものが生えているのが特徴です。身体の黒斑点は28個もあるので、よく見かけるテントウムシより明らかに斑点の数が多く、すぐに分かります。ナス科のナス・トマト・ジャガイモなどの葉っぱが大好物で、家庭菜園や農家の大敵です。

ヘリグロテントウノミハムシ

ハムシ科のヘリグロテントウノミハムシは、黒や茶色っぽいボディで赤色の斑点が左右に一つずつついており、黒いナミテントウと見間違えてしまうような見た目をしています。見た目はそっくりですが、大きさはてんとう虫の半分くらいのサイズです。

てんとう虫の触覚は、とても短いのに対して、ヘリグロテントウノミハムシの触覚は、体と同じかそれ以上の長さがあります。ヘリグロテントウノミハムシは、触るとノミのように跳ねて逃げる性質があるため、刺激してみるとてんとう虫かてんとう虫じゃないか判断できるでしょう。ハムシ科の虫は、葉っぱや根を食べて生活する種類の虫なので、気をつけなければならない害虫です。

害虫てんとう虫による被害と予防方法

てんとう虫や、てんとう虫そっくりの害虫がいることが分かりました。具体的に、どのような被害があるのか、また予防する方法についてご紹介します。

テントウムシダマシの場合

テントウムシダマシは、越冬したら大好物の野菜のところまで飛んできます。大量発生すると、瞬く間に葉っぱが穴だらけになり、野菜が育たなくなるので、防虫ネットをかけて物理的にテントウムシダマシが寄って来ないように対策しましょう。また、ジャガイモを食い荒らしてからナス科の植物へ移動する傾向があるため、それらを離して植えることもおすすめします。

葉っぱが茂りすぎると、テントウムシダマシが発生しやすくなるため、定期的にカットして風通しの良い状態を保ちましょう。園芸などで、ネットを使うことが難しい場合は、頻繁にテントウムシダマシが付いていないかチェックして、見つけたら取り除くことをおすすめします。

ヘリグロテントウノミハムシの場合

ヘリグロテントウノミハムシは、放っておくとどんどん数が増えて、被害が大きくなります。成虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。ヘリグロテントウノミハムシの幼虫は、冬に植物の下や落ち葉に隠れて生活する習性があります。冬は定期的に落ち葉を掃除し、終わった植物を取り除くことで、ヘリグロテントウノミハムシの発生を抑えられるでしょう。

まとめ

てんとう虫や、てんとう虫そっくりの害虫がいること、また予防方法についてご紹介しました。てんとう虫には、肉食系・菌食系・草食系の3種類のタイプがあり、草食系はいろいろな葉っぱを食べてしまうため、私たちにとっては害虫です。害虫のテントウムシダマシの特徴は、艶がなく産毛が生えていて黒斑点が28個くらいあるので、よく見るとすぐに分かります。

また、てんとう虫そっくりのハムシ科のヘリグロテントウノミハムシも、葉っぱを食べて過ごす害虫で、テントウムシよりとても小さくノミのように跳ねるという特徴がある虫です。

害虫による被害を抑えるために

  • 防虫ネットを使用する
  • ジャガイモとナス科は離して植える
  • 葉っぱが茂りすぎないように定期的に植栽する
  • 落ち葉や枯れ葉などをきちんと清掃する

ようにしましょう。
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