冬は夏に比べて虫の活動量が減ります。とはいえ「冬は害虫対策をしなくてもよい」わけではありません。むしろ冬は害虫駆除におすすめの時期なんです。さらに、越冬するタイプの害虫は暖かい場所を求めて住宅に侵入し、大量発生する恐れもあります。家の中で害虫が増えると不衛生になるだけでなく、害虫によっては人間やペットが刺されたり、家屋や衣服が損傷を受けたりすることも。
この記事では、以下の点を解説します。
家の中での害虫発生を防ぎたい方は、ぜひこの記事を参考になさってください。
目次
害虫駆除と聞くと夏のイメージがあるかもしれませんが、実は冬がオススメ。気温が低いゆえに害虫の動きが鈍くなり、集団でじっとしていて駆除しやすいからです。冬ごもりしている害虫を駆除して、春から夏にかけて繁殖しないよう未然に防ぎましょう!
住宅で冬に発生する害虫は、種類が意外と多いことにびっくりされるでしょう。冬に出る害虫の特徴と発生しやすい場所についてご紹介します。
「害虫カメムシ」は秋ごろに越冬の準備をするため、窓・換気扇・洗濯物に紛れて家の中へ侵入します。カメムシについては、「【害虫】カメムシの4つの駆除方法を解説!生態を知ってしっかり対策」の記事で詳しく説明していますのでご覧ください。
「シバンムシ」は、約2.5mmの小さくて茶色の虫です。食欲旺盛で、お菓子・乾麺・ドライフラワーなど、なんでも食害してしまう害虫です。シバンムシが繁殖すると、シバンムシを捕食する「アリガタバチ」も発生するため注意してください。
秋に活発になる蚊の一種である「アカイエカ」。越冬する種類の蚊としても知られ、家の中で春を待とうと侵入します。
アカイエカのメスは、冬の間でも暖かい日は活動して吸血するので注意してくださいね。
「ダニ」は寒さに強く、種類によっては年中生息するものも。人間の汗やフケなどをエサにするタイプ、食品に発生するタイプがいます。家の中にはダニが食害できるものが多く、布団や畳、食品の保管場所に発生します。
「コバエ」はぴょんぴょん跳ねるのが特徴。土に含まれる有機肥料や菌類をエサとし、観葉植物や湿っぽい場所を好みます。台所・洗面所・排水口などの水回りに発生するので、コバエがわきにくい環境を作りましょう。
ゴキブリもカメムシと同じく、寒さに弱い害虫です。冬は冷蔵庫や電子レンジなど暖かい電化製品の裏でじっとしていることがあります。ゴキブリについては「ゴキブリ対策は冬がおすすめ!その理由と対策方法をご紹介」の記事でも詳しく説明していますのでご覧ください。
「カツオブシムシ」の幼虫は、ウール・カシミヤ・シルクを食害する害虫。名前の通り、鰹節や煮干しなどの動物系乾燥食品も好みます。暗くてエサがある箪笥や衣装ケース、流し台の下に生息し、カツオブシムシがいるところには脱皮の抜け殻が見つかるのが特徴です。
冬に害虫が家の中で発生するのはなぜでしょうか?それは「暖かさを求めて」、そして「エサを探して」いるからです。
冬の家の中は、暖房器具を使って快適な温度設定がなされています。害虫にとっても過ごしやすく越冬しやすい気温のため、冬でも家の中に害虫が発生します。ゴキブリやカメムシは、暖かさを求めて住宅に侵入してくる害虫の代表例。アカイエカも越冬するために侵入してきます。
家の中には冬でも害虫のエサになるものがたくさんあります。例えば、ゴキブリは、ほこりや段ボールや野菜を、ダニは布団に付いている人のフケやアカ・髪の毛を、カツオブシムシの幼虫はウールなどを食べます。害虫のエサになるものが保管されている場所は、暗くて少し湿度のあるところが多いです。こまめに換気や掃除をし、害虫が寄り付かないようにしましょう。
冬に発生した害虫は、どのように駆除すればよいでしょうか?殺虫剤を使うと、効果的に害虫を駆除できるのでオススメです。
「スプレータイプの殺虫剤」は、動いている害虫に向けて噴射して瞬時に駆除でき便利です。ゴキブリ用の殺虫剤を他の害虫に使用することも可能。即効性がありますが、食品や食器・子供のおもちゃ・観葉植物などにかからないようにしましょう。「冷却型スプレー」はおもにカメムシに使われますが、寒さに弱い他の害虫にも使用できます。毒成分を含まないので、害虫がついてしまった洗濯物や口に触れるものにも使うことができ便利です。ペットやお子様がいる家庭にもオススメ。
「毒エサタイプの置き型殺虫剤」は、ゴキブリが通りそうな隙間や角に置いておくだけで使えます。食べたゴキブリだけでなく、そのゴキブリのフンや死骸を食べたゴキブリにも効果が出る強力なタイプも。ペットが間違って食べてしまわないように気をつけてください。「くん煙タイプの置き型殺虫剤」は、ゴキブリだけでなくダニやシバンムシなど、害虫がたくさんいそうな場所に使えます。設置した空間にいる害虫を一網打尽にできるのもポイント。使用前に使い方をよく読み、殺虫剤がかかってはいけないものは、あらかじめ片付けるようにしましょう。殺虫剤使用中は、人やペットがその空間に入らないように気をつけてください。
冬に発生する害虫とその理由、駆除の方法についてご紹介しました。代表例としては「カメムシ」「シバンムシ」「アカイエカ」「ダニ」「コバエ」「ゴキブリ」「カツオブシムシ」などです。害虫は、冬になると暖かさとエサを求めて家の中に侵入します。ほとんどの害虫は寒い時期は動きが鈍くなるので、冬は駆除しやすいのが特徴。「スプレー型殺虫剤」や「置き型殺虫剤」を環境に合わせて使い分け、害虫を効率よく駆除しましょう。
害虫が活発になる春までに駆除しておくと大量発生を防げます。「すでに害虫の被害がひどい」「手の届かない場所で害虫が大量発生している」などの場合は、ぜひ「808シティ株式会社」にご相談ください。
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