いつの間にか部屋に入り込んでいるゴキブリ。
「部屋の中で急にゴキブリに遭遇して悲鳴を上げた」というご経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
しかし、ゴキブリが発生しやすい時期を知り、時期ごとの対策をしっかり行えば、ゴキブリの発生を限りなくゼロに近い状態にできることをご存じでしょうか?
この記事では、ゴキブリの基礎知識(種類や好む環境)・ゴキブリの活動が活発な時期・時期(主に秋と春)ごとのゴキブリ対策・ゴキブリ駆除の方法について分かりやすく解説します。
目次
時期ごとのゴキブリ対策を行うためには、まずはゴキブリの基礎知識を押さえておく必要があります。
ここでは、ゴキブリの種類やゴキブリが好む環境についてご紹介します。
家の中に出現するゴキブリは、主に「クロゴキブリ」「チャバネゴキブリ」「ワモンゴキブリ」の3種類です。
3種類のゴキブリは、それぞれ次のような特徴を持っています。
「クロゴキブリ」は、体長は30~40mmほどで、色は光沢のある黒褐色をしています。
クロゴキブリは「黒光りしていてカサカサと動く」という一般的にイメージされるゴキブリの典型と言えるでしょう。
古くから日本に定着しており、関東から九州まで幅広い範囲に生息しています。
成虫は基本的に単独行動を好んでいるほか、越冬できれば2年ほど生存するのが特徴です。
また、ゴキブリの糞尿被害は、クロゴキブリによるものが最も大きいことが分かっています。
「チャバネゴキブリ」は、体長が10~15mmほどで、体の色は黄褐色をしています。
クロゴキブリに比べると体が小さいため、幼虫に見えますが、実は成虫です。
メスは1カ月に1回30個から40個の卵を産みます。
夜行性で低温に弱いため、暖房があるビルや飲食店の厨房などによく現れます。
温かくて水分が多い屋内の環境なら、日本全国どこにでも生息することが可能です。
「ワモンゴキブリ」は、体長が30~40mmほど、体は光沢のある茶褐色をしています。
体はクロゴキブリよりもやや大きく、胸部にリング状の輪紋があるのが名前の由来です。
温かい環境を好むため、温水が常に流れている大型施設の汚水槽やマンホールなどに多く生息しています。
生息地域は関西から九州・沖縄までの西日本が中心です。
群れで生活する習性を持っているため、1匹見つけたら複数匹いる可能性が高いでしょう。
ゴキブリは、温かくて湿気のある場所を好み、水とエサがあればどんな場所でも繁殖します。
人間の生活領域とほぼ重なる所で生活しており、天井裏・床下・排水溝・新聞紙や段ボールの間・植木鉢の下・流し台・浄化槽など、ありとあらゆる場所で見かけます。
現代では暖房設備が普及しているため、年間を通じて人間の生活領域で生存できるようになりました。
ゴキブリの活動が活発になるのは「夏」です。
ゴキブリは、摂氏20度以上の環境でなければ生息しにくいため、幼虫は夏場を中心に成長します。
大部分のゴキブリは厳冬期までに死にますが、一部は生き残り、年を越して翌年また産卵します。
ゴキブリの活動が最も活発になるのは夏ですが、夏以外の季節にも生息しています。
家の中にいない場合でも、いつ外部から侵入してくるか分からないため、年間を通じて対策をしておくことが大切です。
時期ごとのゴキブリ対策では、ゴキブリが越冬する前の「秋」と、幼虫段階でまだ生殖能力を持たない「春」が特に効果的です。
ここでは、秋と春のゴキブリ対策をご紹介します。
ゴキブリは秋に生まれて卵の状態で冬を越し、春に幼虫、夏に成虫となり活動を活発化させていきます。
そのため、夏場に成虫のゴキブリに遭遇しないためには、秋の対策がとても重要になります。
秋の対策のポイントは、ゴキブリの生息場所を極力なくしていくことです。
キッチンを常に清潔な状態に保ち、不用品を処分するなどして部屋を片付け、床の上のゴミを小まめに掃除します。
食器棚・コンロの周辺・冷蔵庫周りなども念入りに掃除し、ゴキブリが好む環境でない状態にしましょう。
また、ゴキブリが棲みつきやすい段ボールは、できるだけ早めに処分することが大切です。
春になると、ゴキブリは幼虫となり、屋外から屋内に侵入しようとします。
春の対策では、ゴキブリの侵入防止が中心となります。
玄関やサッシなど侵入可能な場所の隙間をできるだけ少なくし、待ち伏せタイプの殺虫剤を設置してゴキブリの侵入に備えましょう。
春の時期のゴキブリには生殖能力がないため、数が少なく、動きも鈍いのが特徴です。
そのため、成虫となり生殖能力を獲得する夏になる前に、対策を行いましょう。
ゴキブリ駆除の主な方法をご紹介します。
ゴキブリが好んで食べる毒エサを使うのが効果的です。
毒エサは「ベイト剤」といい、使用すれば、群れごとゴキブリを駆除することができます。
冷蔵庫周り・風呂場周辺・台所周りなど、ゴキブリが現れやすい場所に毒エサを設置しましょう。
ゴキブリの侵入経路や生息場所に、トラップを仕掛けるのも有効な駆除方法です。
この方法をとると、単に駆除できるだけでなく、ゴキブリの個体数を確認することができます。
忌避剤を使用してゴキブリを寄せ付けないようにするのもおすすめです。
忌避剤とは、害虫が嫌う臭いや成分を出して、近寄らせないようにする薬剤です。
玄関・ドアなど侵入が予想される場所に仕掛けて、外部から入れないようにガードしましょう。
以上、時期ごとのゴキブリ対策や駆除方法について解説いたしました。
ゴキブリは夏に成虫となり活動を活発化させるため、秋や春のうちに対策を施しておくのが効果的です。
秋にはゴキブリの生息場所をなくすことを中心に対策を行い、ゴキブリが幼虫になる春には外部からの侵入対策を行いましょう。
もしゴキブリが侵入してしまったら、「殺虫剤」「トラップ」「忌避剤」の3点セットで効果的に対処してくださいね。
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