家の中で茶色の小さい虫を見ると「ダニや害虫ではないか」と、不安を感じたり不快になったりされる方は少なくないでしょう。
また、虫の正体が分からないと大きな不安を感じるものです。
その虫の正体は「シバンムシ」や「チャタテムシ」かもしれません。
これらの茶色い小さい虫は、必ずしも人体に深刻な害があるわけではありませんが、放置していると大量に発生して、食害などを引き起こす可能性があります。
そのため、発見した際には速やかに対処することが大切です。
この記事では、茶色の小さな虫の正体・発生原因・駆除方法・予防方法について分かりやすく解説します。
目次
茶色い小さな虫の中でも、見かける機会が特に多いのが「シバンムシ」と「チャタテムシ」です。
ここでは、この2種類の虫の特徴や生態をご紹介します。
「シバンムシ」は、体長が2〜3mmほどで、丸みを帯びた体形をしています。
乾燥した食品を好み、ビスケットや乾パン、うどん・そうめん・パスタなどの麺類などをエサとします。
シバンムシは雑食性であるため、通常の食品類以外にも、タバコや漢方薬など何でも食べるのが特徴です。
家で発生するシバンムシの主な種類としては、「タバコシバンムシ」と「ジンサンシバンムシ」が挙げられます。
見た目はよく似ていますが、後者の方が少し大きく細長い形をしています。
「チャタテムシ」は、体長が1mmほどと小さく、体の色は薄い茶褐色です。
ダニとよく似た形をしていますが、ダニとは異なり肉眼で見ることができます。
チャタテムシは湿気を好むため梅雨の時期に発生しやすく、カビをエサとしています。
通気性が悪く湿気が多い押入れなどで見かけることが多いでしょう。
チャタテムシを放置していると、乾燥した麺類などの食品類だけでなく、本や壁紙なども食べてしまうため要注意です。
茶色い小さい虫は、基本的に外部から侵入します。
例えば、次のような箇所が小さい虫の侵入口になります。
・窓の隙間(古い場合や建付けが悪い場合は特に要注意)
・網戸(網の目より小さな虫が侵入可能)
・ドアに付いている郵便受け(新聞が挟まった時にできる隙間から小さな虫が侵入可能)
ご自宅に上記のような隙間がないかをチェックしましょう。
また、家の中に「エサがある」「湿気が多い」などの条件がそろうと、虫を引き寄せてしまいます。
ゴミやカビなどのエサがあり、湿度も高ければ、虫にとっては住み心地のよい環境だからです。
特に生ゴミを捨てる場所やキッチンの三角コーナーなどは、虫にとって快適な環境といえるでしょう。
生ゴミから発する臭いも、虫をおびき寄せる原因になるため、注意が必要です。
風呂場や洗濯機置き場などは、虫のエサとなる髪の毛やホコリが落ちていたり、カビが発生しやすかったりするため、虫が集まりやすい場所といえるでしょう。
茶色い小さい虫の効果的な駆除方法を、3つのポイントに分けてご紹介します。
成虫だけでなく、卵まで駆除することが重要です。
成虫だけを駆除しても、卵が産み付けられていれば、再び大量発生してしまうからです。
茶色い小さい虫は一度に大量の卵を産む傾向があるため、卵まで取り除かないと根本的な駆除は難しいのです。
速やかに駆除するには、熱湯をかけるという方法が効果的です。
茶色い小さい虫は湿気の多い排水溝や浴槽の下に卵を産み付けることが多いため、そうした箇所に重点的に熱湯をかけると卵を素早く駆除できるでしょう。
リビングなど熱湯を使用することができない場所では、掃除器で虫を吸い取るのが効果的です。
この方法で、成虫だけでなく卵も駆除することができます。
虫を吸い取った後は、ゴミ袋の口をしっかり閉じた上で、素早く処分することが重要です。
茶色い小さい虫の発生を予防する方法をご紹介します。
次の2つのポイントを心掛けてくださいね。
食べかすなどのゴミやホコリは虫のエサであるため、虫を引き寄せる原因になります。
小まめに掃除を行って、虫が発生する原因を取り除くことが重要です。
洗面所や風呂場などの水気が多い場所も虫が発生しやすいため、定期的に掃除を行い、汚れがたまらないようにしましょう。
また、配管内部が汚れていると、洗面所がきれいでも虫が発生することがあります。
排水溝専用の洗剤を使用して配管内部を定期的に掃除すれば、虫の発生を防ぐことができます。
小さい虫はわずかな隙間があれば、どこからでも侵入できます。
玄関や窓の隙間など、虫の侵入口になる可能性がある箇所を隙間テープでふさいでおきましょう。
また、玄関の灯りを白熱電球からLEDに交換するのも効果的です。
LEDは白熱電球に比べると、虫が集まりにくい性質を持っています。
虫が嫌う匂いを発する忌避剤を設置するのも有効です。
ハッカなど虫が嫌う匂いが染み込んだタオルを置いておくのも効果的でしょう。
さらに、網戸などに防虫スプレーをかけておけば万全です。
以上、茶色い小さい虫の正体や対策方法について解説しました。
茶色い小さい虫は一度に多くの卵を産み付けるため、放置しておくと大量発生するおそれがあります。
虫の発生を根本的に防ぐには、成虫だけでなく、卵まで駆除することが重要です。
日頃から小まめに掃除を行って清潔な環境を保ち、窓の隙間など虫の侵入口をしっかりふさいでおきましょう。
自分で茶色い小さい虫を駆除できない場合は、プロの駆除業者に依頼するのがおすすめです。
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808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
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