暗くなると行動を活発化させるコウモリが、家の軒下に住み着く場合があります。
自宅の軒下にコウモリがぶら下がっていたら嫌ですよね。
軒下がコウモリの住処になると、家の見た目が悪くなるだけでなく、感染症などの健康被害を引き起こす可能性があります。
コウモリが軒下に住み着いた場合は、速やかに追い出すことが重要です。
ですが、効果的な追い出し方が分からないという方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、コウモリが軒下に住み着く原因・コウモリを追い出す方法・コウモリを寄せ付けない方法・コウモリ対策での注意点について分かりやすく解説します。
目次
コウモリが軒下に住み着く原因は、主に三つあります。
それは次のようなものです。
夜になると軒下は外灯で明るくなるため、多くの虫が集まってきます。
コウモリは虫をエサとしているため、虫が多く集まる軒下は格好の住処となるのです。
軒下はコウモリが雨風から身を守るのに絶好の場所であり、巣を作るのにも適しています。
コウモリは寒さを苦手としているため、雨風をしのげる軒下は暖かくてとても住みやすい環境です。
軒下は死角になりやすいため、コウモリが天敵から身を隠すのに適しています。
軒下のコウモリ対策は、「住み着いた後」の対策と「住み着く前」の対策に分かれます。
順番に見ていきましょう。
コウモリが軒下に住み着いてしまった場合は、効果的な方法で追い出す必要があります。
ただし、コウモリの捕獲や殺傷は法律で禁止されているため、傷つけないように注意してください。
コウモリを追い出すには、主に次のような方法があります。
コウモリが嫌がる成分を含む忌避スプレーを巣に目がけて吹きかけます。
コウモリ専用の忌避スプレーは、ホームセンターやドラッグストアなどで購入可能です。
ただし、一度吹きかけただけでは再び戻ってくる可能性があるため、数回に分けて使う必要があります。
天然香料を使っている忌避スプレーは安全性が高いためおすすめです。
コウモリは光を苦手としているため、軒下にライトを照射することで傷つけずに追い出すことができます。
コウモリは蚊取り線香も苦手としています。
そのため、軒下で蚊取り線香を使用し煙を充満させることで、コウモリが徐々に逃げていきます。
コウモリの追い出し作業が完了したら、再び戻ってこないように侵入経路をふさぎます。
わずか1センチメートルほどの隙間があれば簡単に侵入されてしまうため、小さな隙間も残さないようにしましょう。
通気口などは完全にふさぐことができないため、金網などを張って侵入できないようにしてください。
次に、軒下にコウモリを寄せ付けない方法をご紹介します。
以下のような方法があります。
「テグス」とは、ナイロンなどで作られた丈夫な糸のことです。
テグスを軒下に張り巡らせると、超音波で物体の位置を判断するコウモリの方向感覚を狂わせることができるため、コウモリは軒下までたどり着けなくなります。
軒下でコウモリの糞がよく落ちている箇所に張るのが効果的です。
コウモリは超音波を発生させて、周囲への反響の度合いを認識することで自分の位置を把握しています。
超音波発生装置を使うと、コウモリの方向感覚が狂うため、軒下に近寄れなくなります。
忌避剤には、スプレータイプだけでなくジェルタイプのものもあります。
ジェルタイプの忌避剤をトレイなどに入れて軒下に吊るすのがおすすめです。
忌避効果は約1年と長時間持続するのが特徴です。
最後に、軒下のコウモリ対策での注意点をご紹介します。
特に以下の二点に気を付けてください。
コウモリは「鳥獣保護法」という法律によって保護されているため、許可なく捕獲や殺傷をすることが禁止されています。
そのため、コウモリ対策を行う際には、コウモリを傷つけないように注意してください。
コウモリの糞には、感染症を引き起こす病原菌やウイルスが含まれている場合があるため、決して素手で触らないでください。
また、乾燥した糞が舞い上がると、誤って吸い込んでしまうおそれがあるため、糞を掃除する際にはマスク・ゴーグル・帽子を着用しましょう。
掃除機は排気によって病原菌やウイルスを拡散させてしまう危険があるため、掃除機の使用はNGです。
糞は、ホウキとチリトリで集めて、完全に密封した袋で処分してください。
ホウキとチリトリがない場合は、二重にしたビニール袋を裏返しにして糞を回収すると良いでしょう。
以上、軒下でのコウモリ対策について解説いたしました。
軒下にコウモリが住み着くと、家の見た目が悪くなるだけでなく、病原菌やウイルスを含む糞によって健康被害を引き起こす危険性があります。
軒下にコウモリが住み着いた場合は速やかに追い出し、まだ住み着いていない場合は寄せ付けない対策を行いましょう。
コウモリは鳥獣保護法で保護されているため、追い出す際には傷つけないように十分注意してくださいね。
自分では手に負えないという場合は、プロの駆除業者に対策を依頼するのがおすすめです。
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現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
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