お役立ちコラム

2022/07/27

コウモリが夏の昼間に飛ぶことも!?原因と対策を解説

コウモリは、基本的に夜行性であるため、夜になると活動を活発化させます。

だからこそ、昼間にコウモリが飛ぶのを見て驚かれる方は少なくありません。
目撃報告としては、真夏の昼にコウモリを見た、という方もいます。

中には
「夜行性のコウモリが昼に飛んでいるということは、自宅の近くに大量に繁殖しているのでは?」
と不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、夏にコウモリが飛ぶことは特別なことではありません。

この記事では、コウモリは昼間に何をしているのか・昼間に飛ぶコウモリの種類・コウモリ駆除の最適な時期について分かりやすく解説します。

コウモリが夏の昼間に飛ぶことも!?原因と対策を解説

昼間にコウモリが飛ぶことはあるのか?

コウモリは夜行性として知られていますが、昼間に飛ぶことはあるのでしょうか?
この疑問にお答えします。

コウモリは昼間は基本的に動かない

コウモリは夜行性であるため、夜間になると行動を活発化させます。
人間の生活圏にいるコウモリは、昼間の間は人目に付きにくい場所(屋根裏・倉庫など)で羽を休めています。
したがって、基本的にはコウモリが昼間に飛ぶことはありません。
ただし、例外もあります。

夏の昼間にコウモリの目撃情報あり!

実は、ごくまれにですが、コウモリが昼間に飛ぶことがあります。
コウモリが昼間に飛ぶのは春先に多く、時間帯としては正午頃に集中するといわれています。
しかし、夏になると、そういったことはほとんどなくなるとされます。

昼間に飛ぶコウモリの種類

コウモリは基本的に夜行性ですが、昼間に飛ぶことができる種類も存在します。
ここでは、「ニホンヤマコウモリ」と「クビワオオコウモリ」をご紹介します。

ニホンヤマコウモリ

ニホンヤマコウモリは、日本に生息する食虫性のコウモリの中ではもっとも大型です。
艶のある赤褐色の毛並みと暗褐色の皮膚をしており、細長い翼で長距離飛行が可能です。
北海道から沖縄まで幅広い地域に分布しており、山地・森林・丘陵地に生息しています。

住処となる樹洞が森林伐採の影響で減少しているため、近年では個体数が急激に減少しています。

クビワオオコウモリ

常緑広葉樹林(落ち葉がない、主として広葉樹からなる森林)に生息しているコウモリです。
昼間は単独または群れで木の枝にぶら下がって休息しており、季節的な移動も行います。
日本では主に南西諸島に分布しており、2m以上にも達する背面の体毛が特徴です。

食性は植物食で、果実(クワ科など)・葉(イチジク・イチョウなど)・花(ビロウなど)などを食べます。
開発による生息地の破壊や食料の不足などが原因で個体数が減少傾向にあり、懸念されています。

夏に飛ぶコウモリの駆除は専門業者に相談を!

夏になると、コウモリは繁殖期に入ります。
夏は子育ての時期であるため、巣にはまだ飛ぶことができない子供のコウモリがいます。
無理に駆除しようとすると、動けない子供のコウモリを傷つけてしまう恐れがあるため、夏場の駆除作業は避けるのが無難です。
コウモリは鳥獣保護法で保護されているため、許可なく捕獲や殺傷を行うことは禁止されているため注意してください。

コウモリ駆除は、子育て時期の夏や冬眠時期の冬は避け、春(4月~6月)か秋(9月~10月)に行うのが最適です。
駆除するには、「コウモリ用の燻煙剤を散布する」「コウモリの侵入口を全てふさぐ」などの方法があります。

しかし、コウモリは群れで行動することが多く、繁殖力も強いため、酷いケースでは家の中に何十匹ものコウモリが住み着いている可能性があります。

被害が酷いと素人が自力で駆除することは非常に難しく、仮に駆除したとしても再び住み着いてしまうことにもなりかねません。
こうした場合は、害獣駆除のプロに駆除を依頼するのがおすすめです。
費用はかかりますが、しっかりと駆除してもらえるため、自分で何度も駆除作業を行う労力に比べたら、コスパの良い選択といえるでしょう。

まとめ

以上、昼間に飛ぶコウモリの生態などについて解説しました。

コウモリは基本的に夜行性であるため、昼間に飛ぶことはほとんどありませんが、油断はできません。
昼間もどこかに潜んでおり、春先には昼間に飛んでいる姿が目撃されることもあります。
昼間は活動が活発ではないからこそ、対策を行う絶好の機会でもあります。
コウモリ駆除に最適な春や秋がやってきたら、しっかりと対策を行ってくださいね。

もし自分では手に負えない場合は、害獣駆除に関する豊富な知識と経験を持つプロに駆除を依頼しましょう。

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害獣駆除は808シティにお任せください

808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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