部屋の中を這いまわる小さい黄色の虫を見かけることはありませんか?
もしかすると、それはチャタテムシかもしれません。
チャタテムシは人を直接噛んだりすることはありませんが、アレルギー反応を引き起こす可能性があるほか、食品や本などの紙類に被害を及ぼします。
被害を防ぐためにも、チャタテムシの特徴や対策の基本を押さえておきましょう。
この記事では、チャタテムシとは何か・チャタテムシはどこから来るのか・駆除方法・被害の予防方法について分かりやすく解説します。
目次
「チャタテムシ」とは、体色が淡黄色や淡褐色をした、体長1mmほどの小さな虫です。
見た目からダニと間違われることが多いですが、ダニではなく微小昆虫に分類されます。
湿度の高い場所を好み、柔らかい体をしているのが特徴です。
湿気によって生じるカビを好んで食べるほか、ビスケットやチーズなどの乾燥食品、古本などの紙類もエサとしています。
チャタテムシは人を噛んだり、刺したりすることはありませんが、食品類や紙類に被害を及ぼします。
また、食品に混入したチャタテムシを誤って食べた場合、アレルギー反応を引き起こす危険性があるため要注意です。
チャタテムシは一体どこからやって来るのでしょうか?
ここでは、チャタテムシの発生源や侵入経路について解説します。
段ボールはチャタテムシの主な侵入経路です。
チャタテムシが付着している段ボールを家の中に持ち込むと、そのままチャタテムシが侵入してきます。
チャタテムシが段ボールに付着する場合、必ずしも表面に付いているとは限りません。
段ボールの外側と内側の間にある小さな空間や谷折りになっている部分に隠れていることが多いため、表面を拭いただけではチャタテムシを取り除くことは困難です。
段ボールに入っている荷物をできるだけ早く取り出し、空になった段ボールは畳の上などに置かず、玄関先や屋外に出しておくようにしましょう。
チャタテムシは畳に付いていることが多いため、和室のメンテナンスをしっかり行なうことが大切です。
特に畳の上にカーペットなどを敷くと、湿気が溜まりやすくなり、チャタテムシを引き寄せてしまう可能性があります。
そのため、できるだけカーペットなどは敷かないようにしてください。
また、和室にある障子・ふすま・壁紙などにもチャタテムシが付きやすいため、掃除の際に注意しておきましょう。
本棚や押し入れに読まなくなった古本がある場合は、チャタテムシの発生原因になるため十分注意してください。
チャタテムシは本を作る際に使用するノリを好んで食べるため、英語では「Booklouse(ブックラウス=本のシラミ)」と呼ばれています。
古本を管理する際には、湿気が溜まり過ぎないようにすることが重要です。
チャタテムシは乾燥食品をエサとするため、麺類などを置いているキッチンにも注意が必要です。
麺類・菓子類・小麦粉といった食品類を、湿気の多い流し台の下などに置いていると、チャタテムシが大量発生する可能性があります。
食品類は密閉して冷蔵庫などで保存しましょう。
チャタテムシを駆除するには、エタノールを使用して掃除するのがおすすめです。
チャタテムシの栄養源となるカビはホウキや掃除機をかけただけでは取り除けないためです。
エタノールを使用する掃除は次の手順で行ないます。
➀マスクと手袋を着用する
カビを吸い込まないように、マスクと手袋を着用しましょう。
➁ブラシやたわしでカビをこすり落とす
カビが生えている畳をブラシやたわしでこすり、カビを落とします。
➂掃除機で吸い取る
落としたカビを掃除機で吸い取ります。
④霧吹きでエタノールを吹きかける
エタノールを霧吹きに入れて、畳に向かって吹きかけます。
畳が若干濡れた状態になるまで吹きかけるとよいでしょう。
⑤畳を乾かす
畳をしっかりと乾かし、水分を拭き取ってください。
以上で作業は完了です。
チャタテムシの発生を予防するには、カビが生えないように室内を清潔な状態にしておくことが重要です。
特に畳がある和室や湿気が溜まりやすいカーペットを小まめに掃除するのが効果的です。
チャタテムシが付着しやすい段ボールなどの不要な紙類は、捨てるか、屋外に置いてください。
湿気が溜まるとチャタテムシのエサとなるカビが発生するため、窓を開けて湿気を逃がしたり、除湿器を使用したりしてカビが発生しにくい環境を整えましょう。
また、チャタテムシが好む乾燥食品はしっかりと封を閉じるか、密閉容器に入れて保存してください。
以上、カビを食べる害虫チャタテムシへの対策をご紹介しました。
チャタテムシによる被害を防ぐには、エサとなるカビの発生を予防するのが近道です。
掃き掃除だけではカビを除去できないため、エタノールを使用した掃除を行ない、カビが発生しにくい環境を整えましょう。
また、「食品の封を密閉する」「段ボールなどの不要な紙類を捨てる」などの対策をとり、チャタテムシを寄せ付けないようにすることが重要です。
自分で対応することが難しい場合は、信頼できるプロに相談するのがおすすめです。
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